知っておきたい がん免疫細胞治療 がん治療のこと

胃がんの再発予防を知る

胃がんの再発について

胃がんは早期発見し内視鏡的に切除することで根治可能ながんと言われています。しかし、粘膜よりも深く浸潤している場合は胃を切除することで治療後の経過が悪く、再発してしまうリスクも高くなり、手術後に補助療法をしっかりと受けていただき再発を予防することが重要です。

再発しやすい臓器・部位

肝臓、腹膜、リンパ節、遠隔転移(肺、骨、脳)と言われています。胃がんでは肝転移した場合は既に全身病と考えられます。

ステージ別の5年生存率

ステージⅠ 88.9%
ステージⅡ 60.5%
ステージⅢ 42.8%
ステージⅣ 5.7%

胃がんの再発予防について

胃がんは治療後5年を経過して再発が見られない場合は完治したと判断されます。
ステージⅠは、手術後に経過観察となります。ステージⅡ~Ⅲでは再発のリスクを抑えるために、手術後に経過観察と化学療法が行われます。
ステージⅡ~Ⅲの場合は手術後、2年を経過するまでは3か月毎に血液検査等を行います。CT検査は6か月毎に行われます。手術後2年目以降は血液検査等の頻度が6か月毎、CT検査は年に1回となります。
胃がんは他のがんと比較して根治が望めるため、早期発見と術後の再発を防ぐことが重要です。

胃がんの
再発についてです

Q
胃がんのがん再発についておしえてください。
A

早期の粘膜の中にとどまっている胃がんの場合は、内視鏡的に切除することもできます。内視鏡で十分に切除できた場合は、転移やがんが再発することもなく治ることがほとんどです。
しかし、粘膜よりもっと深く浸潤した胃がんは、内視鏡で切除することが難しく、手術で胃を切除することになります。
この場合は、再発するリスクは十分あり、手術後に補助療法を十分に受けることが大切となります。
補助療法としては、通常化学療法が行われます。

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